たまにはその虚構に身を任せる

眠い。
正直、睡眠時間が足りないです。
惰眠を貪っていたあの頃が懐かしい……

そんな訳で昨日は焼肉を食いに行ってきました。
言いだしっぺはオレだけど招集をかけるのを他人に任せた。
オレは眠いのだ。
まぁ、案の定遅刻したけどさ。

その後、とある後輩の家に行った。
初体験。
痛くしないでね。
とかほざきはしなかったけど、意外に部屋汚い。
なんかイメージと違うなぁ。
でも、好印象だね。
その後輩とはとある事件によりここ最近ちょっとギクシャクな感じだったんだけど、なんかそのことについて話してみた。
オレも少しばかり言動に気をつけなきゃなって思った。
と言うか、思っていた。
うん。
なんか心が暖かくなった。
それと同時に彼はとても健全な人間なんだなって思った。
彼は他人を暖かくできる人間なんだと思った。
オレとは違う人種だなって。
きっと争いをいさめられるタイプの人なんだと思う。
ああ、本当に何十年ぶりだろうか。
こんなに暖かくなれたのは。

他者を傷つけることでしか自分の存在を認識できないオレにとってまさにオアシスのように見えた。
もしかしたら、彼は笑って嘘をつける人間なのかもしれない。
でも、たとえそうだとしても。
オレはこの虚構に身をゆだねたい。
今は安らかにこの安息に包まれていたい。
いつか終わる休み時間だとしても……